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パワーとフォースの作者であるホーキンズ博士の覚醒への定義付けを教えてください。精神世界では、覚醒かそうでないかの状態の2つしかないと聞きます。では、その覚醒とはどの状態でしょうか?
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デヴィッド・R・ホーキンズ博士(Dr. David R. Hawkins)は、著書『パワーか、フォースか(Power vs. Force)』や『意識のマップ(Map of Consciousness)』の中で、意識のレベルを詳細に定義しています。
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彼の考え方では、「覚醒(Enlightenment)」は、意識のスケールの最高レベルに位置する状態を指します。
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1. ホーキンズ博士の「覚醒」の定義
ホーキンズ博士の意識のマップでは、数値的なスケール(0~1000)を用いて意識レベルを分類しており、「覚醒(Enlightenment)」は700~1000の領域にあります。
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この状態は、エゴの超越、完全な平安、無条件の愛、そして究極の真理の認識と結びついています。
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具体的には:
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700~1000の意識レベル:神聖な意識、純粋な悟りの状態
600~700の意識レベル:至福、絶対的な平和
540~600の意識レベル:無条件の愛、慈悲
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この「覚醒」の状態では、個人のアイデンティティ(エゴ)が消え、「自己」という感覚が宇宙や神の意識と完全に統合されるとされています。
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2. 「覚醒」か「そうでない」かの二元性
精神世界では、「覚醒」と「非覚醒」の2つの状態しかないという考え方がありますが、ホーキンズ博士のアプローチでは、意識の進化は連続的なプロセスであり、段階的に成長していくものとされています。
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つまり、1000(完全な覚醒)の状態に達するまでに、意識のレベルは段階的に高まっていくため、「完全に覚醒しているか、そうでないか」の二元的な見方は、彼の理論には必ずしも当てはまりません。
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ただし、意識レベルが200(勇気)を超えると、ポジティブな力(Power)の領域に入り、それ以下のフォース(Force)の領域から脱するとされるため、ある意味で「意識レベル200以上=覚醒への入り口」と考えることもできます。
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3. 覚醒の状態とは?
ホーキンズ博士の定義する「覚醒」とは、以下のような特徴を持つ状態です:
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完全なエゴの超越(エゴの消滅)
無条件の愛と慈悲(他者をジャッジしない)
究極の平和と静寂(外的な出来事に動じない)
すべての存在が一つであるという認識(分離の錯覚がなくなる)
「私は存在そのもの(I AM)」という意識(時間・空間を超越する)
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この状態は、仏教における「悟り(サトリ)」やヒンドゥー教・ヴェーダンタ哲学における「モクシャ(解脱)」と同じ意味を持つと考えられています。
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4. 結論
ホーキンズ博士の理論において、覚醒とは「意識のスケールで700以上のレベルに達した状態」を指し、それはエゴを超越し、究極の愛と平和を実現した状態です。
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ただし、意識の進化は段階的であり、単純に「覚醒しているか、していないか」という二元論だけでは捉えられないものでもあります。
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つまり、「完全な覚醒」と「非覚醒」の間には、多くの成長段階があり、意識が進化するプロセスが重要であると考えられます。

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